不登校でも高校受験はできる?内申点・学校選び
2026/08/28
不登校でも高校受験はできる
当ホームページをご覧いただきありがとうございます!元高校講師が経営する西宮・今津の習いごと教室&自習型学習塾のWillBeです!
「学校に行けない日が続いているけれど、この先の高校受験はどうなるんだろう…」
「内申点が足りないのでは」「公立は無理で、私立しか選べないのでは」
不登校のお子さまを持つ保護者の方から、こうしたご相談を数多くいただきます。今回は、不登校のお子さまの高校受験について、実際の指導経験を踏まえてお伝えします。
まず大前提として、不登校であること自体が高校受験の資格を失わせることはありません。出席日数が少ない状態でも、受験して合格することは十分に可能です。
ただし、「何もせずに大丈夫」というわけではなく、以下の2点を早めに把握しておくことが大切です。
内申点はどうなるのか(大阪府・兵庫県の場合)
内申点(調査書点)の仕組みは都道府県によって異なりますが、大阪府・兵庫県ではそれぞれ次のようになっています。
大阪府の場合
中1〜中3の評定をもとに、中3の評定を6倍、中1・中2の評定をそれぞれ2倍して合計する「450点満点」方式です。中3の成績が全体の6割を占めるため、実は中1・中2の内申が多少厳しくても、中3からの頑張り次第で挽回しやすい仕組みになっています。また、学力検査と内申点の比率は学校ごとに5タイプ(7:3〜3:7)から選ばれており、内申点よりも当日の試験を重視する高校(文理学科など)を選べば、内申点の影響を相対的に小さくすることも可能です。
兵庫県の場合
学力検査250点・調査書(内申)250点の1:1で判定されます。調査書点として点数化されるのは中学3年生の成績のみで、主要5教科(国語・数学・英語・理科・社会)は5段階評定を4倍(最大100点)、実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)は5段階評定を7.5倍(最大150点)して合計します。実技4教科の方が配点比率が高いため、副教科への取り組みも意外と大切です。なお中1・中2の成績も調査書には記載され、推薦・特色選抜等で参考にされることがあります。
いずれの場合も、「内申点が足りないから受験自体を諦める」という結論を急ぐ必要はありません。まずはお子さまの状況と志望校の入試方式(学力検査重視か内申重視か)を照らし合わせて、現実的な選択肢を整理することが第一歩です(※制度は年度により変更される場合があるため、最新情報は各都道府県教育委員会の発表をご確認ください)。
公立・私立、どちらが選択肢になるか
「不登校だと公立は難しく、私立しかない」と思われがちですが、実際にはケースバイケースです。
近年は、公立・私立を問わず、通学スタイルを柔軟に選べる高校(通信制・単位制・少人数制など)が増えています。「毎日決まった時間に登校する」という従来型の高校だけでなく、お子さまの体調やペースに合わせて通える学校を選択肢に入れることで、無理のない形で高校進学を実現できるケースも多くあります。
たとえば、大阪・兵庫エリアでは次のような高校が、柔軟な通学スタイルの選択肢として挙げられます。
・兵庫県立西宮香風高等学校(西宮市、公立の多部制・単位制高校):1部・2部・3部と時間帯の異なる授業から選べ、3年以上で74単位以上を取得すれば卒業できる仕組みです。卒業時期も9月・3月の年2回設定されています
・長尾谷高等学校(大阪府枚方市、近畿5府県対象の広域通信制・単位制高校):完全フレックス制で、生徒自身が出席計画を立てられる仕組みが特徴です
・クラーク記念国際高等学校(大阪・神戸など関西に複数キャンパス):広域通信制高校で、オンライン授業と対面授業を組み合わせ、登校日数や学ぶ時間・場所を自分のスタイルに合わせて選べます
・松陰高等学校 神戸元町学習センター:通信制・単位制高校で、週1〜5日など通学日数を選べるコース制。少人数・個別での学習環境が特徴です
・青楓館高等学院 芦屋校(兵庫県芦屋市):不登校や起立性調節障害、発達障害などで悩む生徒のサポートを掲げ、週1回の個別指導が特色です
・おおぞら高等学院 西宮キャンパス(西宮市):西宮市内に通学キャンパスがあり、通学とオンラインを組み合わせたスタイルが選べます
このように、公立・私立を問わず選択肢は数多くあります。こうした学校の存在を知っておくだけでも、「行ける高校がない」という思い込みを外し、選択肢を広げるきっかけになります(学校ごとの制度・費用は変更される場合があるため、最新情報は各校の公式サイトでご確認ください)。
実際にサポートした事例
当塾でも、中学2・3年生の間、体調の事情でほぼ学校に通えなかった生徒さんをサポートした実績があります。
本人・保護者の方のご希望で、通学スタイルを柔軟に選べる長尾谷高等学校への進学を目指すことになり、週1回のペースで、その日の体調に合わせて授業を行いました。欠席された場合も料金はいただかず、振替授業で対応する形で、1年間サポートを継続しました。
その結果、無事に長尾谷高等学校に合格。合格後に出された春休みの課題にも、ほとんどサポートなしで自分から取り組めるまでになり、現在は元気に高校に通えています。
家庭でできること
・今の状況を悲観しすぎない:内申点や出席日数だけで進路が閉ざされるわけではありません
・早めに情報収集する:志望校候補の入試方式(内申点の比重、面接の有無等)を早めに調べておくと、選択肢が広がります
・無理のないペースで学習を再開する:いきなり毎日机に向かわせるのではなく、週1回・短時間からでも「学びを止めない」ことが、後の進学準備につながります
まとめ
不登校とお子さまの高校受験は、決して両立できないものではありません。今の状況だけで将来が決まるわけではなく、お子さまに合ったペースと進学先を見つけることが何より大切です。
自習塾WillBeでは、日々の学習習慣づくりから、中学受験・高校受験、大学受験(総合型選抜・公募制推薦・一般入試)まで、一人ひとりに合わせた学習コーチングを行っています。英検対策のご相談も承っております。西宮・今津エリアで塾をお探しの方は、お気軽にお問い合わせください。





